2012年9月12日水曜日

カウンセラーは母性と父性の両方の役割が必要

カウンセラーは母性と父性の両方の役割をそなえていないとできませんから、西洋のカウンセラーたちは、日本人とは逆に母性の習得に努力していますが、やはり男女で多少の違いはあるようです。

まず受容するところからはじめる場合には、カウンセリングの最初のころは、女性のほうが向いているかもしれません。ただ、女性がインテリジェンスを研ぎすますと、むしろ母性を忌避する傾向があります。

頭のいい女性ほどその傾向が強いようですが、クライエントの理性も感情も引っくるめた全体に対処しなければなりませんから、あまり理性にかたよりすぎるといいカウンセリングは望めません。

要は、本気でやっているかどうかだと思います。親、教師、カウンセラーなどが本気で取り組んでいるかどうかは、子ども、生徒、クライェントたちは敏感に察知します。

ごまかしはききません。そして、本気でやっている限り、そうとうに厳しくやっても通るものです。そういう中で、親も教師もカウンセラーも、つねに自分自身を訓練していく必要があるでしよう。